しかべ間歇泉公園

平成11年にOPENした鹿部町の新名所。
天然の温泉の噴水を見て、学んで、触れて、楽しむ事が出来ます。

町内いたるところに温泉源が30箇所以上もある温泉のまち・しかべでも「しかべ間歇泉」は日本でも珍しい天然の温泉の噴水です。
鹿部町の大きな魅力であるこの間歇泉に更に親しんでもらうため、平成11年4月に「しかべ間歇泉公園」はオープンしました。
メインの間歇泉はもちろん、秀峰駒ヶ岳や噴火湾、羊蹄山を一望できる「眺望の館」や温泉体験の場「足湯」など、ゆったりくつろぎながら間歇泉の魅力、鹿部の魅力に触れる事が出来ます。
まさに「見て・学んで・触れて」楽しめる体験型公園。
間歇泉の周囲には町花ツツジをはじめとした植栽を施し、「集いの館」には広域観光案内も設けております。

間歇泉(かんけつせん)って何?

間歇泉とは周期的に地面から噴き出す温泉のことです。
鹿部の間歇泉は大正13年4月、温泉を掘っているときに偶然見つかった日本でも大変珍しいもので、自然の力だけで約100度の熱湯を最大約15m以上の高さまで断続的に噴き上げています。
写真は間歇泉が発見された時のもので、右から3番目の方が吉の湯と吉建設の初代、吉 勇作氏です(今の吉の湯の旦那さんのおじいさんにあたる方です)。「上総掘り」という井戸掘りの技術で鶴ノ湯旅館の温泉を掘っていたらたまたま間歇泉になってしまったのだそうです。
(写真提供:温泉旅館 吉の湯)

眺望の館

間歇泉を包むように建っているのが「眺望の館」です。
「眺望の館」の2階からは噴き上げる泉を上からリアルにのぞけます。また、道路側にオープンな設計なので秀峰駒ヶ岳の姿や、天気の良い日には噴火湾越しの羊蹄山や室蘭市などの眺望も楽しめます。
1階は通称「洞窟の道」とも呼ばれ、目前に飛び出す間歇泉を浴びる様に眺められます。パネルやビデオで間歇泉の秘密メカニズムの解説も学習できます。

●眺望の館からの眺め
●洞窟の道

足湯

和風石庭の趣きの公園内は、気持ちの良い散策路となります。
ゆったり腰を落ち着けたくなったら、間歇泉の温泉を利用した足湯をご利用ください。神経痛や冷え性などに効果のある、大変気持ちの良い本物の温泉です。

●温泉の適応症
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、冷え性、病後回復、疲労回復、健康増進

集いの館

公園入り口すぐ横にあるのが「集いの館」です。
間歇泉の見える休憩室では、間歇泉だけではない、魅力にあふれた鹿部町の事も知る事が出来ます。また、鹿部町周辺の観光案内など広域観光の拠点のひとつとしての機能も充実しております。

●地熱施設を紹介したパネルも展示

北斗船歌碑

2001年4月、間歇泉公園の新しい観光名所として「北斗船」(作詞・星野哲郎、歌・鳥羽一郎)の歌碑が登場しました。
JASRAC (出) 0101895-101   

しかべ間歇泉公園

住所
 〒041-1402 
 北海道茅部郡鹿部町字鹿部18番地の1
入園料
 大人300円 小人(小中学生)200円
開園時間
 夏期 午前8:30~午後6:00
 冬期 午前9:00~午後5:00
休園日
 毎月第4月曜日
 (祝日が月曜日にあたるときは翌々日)
 年末年始(12/31~1/5)
お問い合わせ
 間歇泉公園(01372)7-5655
 鹿部町役場(01372)7-2111

※学習施設としてもご利用ください。  また、体の不自由な方でも介護者が付いていれば誰でも見ることができる様  スロープ等も設けてあります。